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自己資金0で満額融資100万円

2012/11/06

希望額満額の100万円の融資


お借り入れ概要

業種 釣り関連事業(各種メディア媒体やイベントにおける企画、編集、執筆、講演、および関連製品の製造販売)
法人・個人の別 法人
自己資金 ほぼ0(資本金:千数百円)
第三者連帯保証人の有無 有り(弟 公務員 勤務1年目)
融資希望額 / 融資実行額 100万円 / 100万円(満額)

融資についての懸念事項

融資について、特に気がかりだったことは、自己資金がほぼ0であったことです。

今回は法人でのお借り入れだったのですが、その法人があるコンセプトを基に設立されたものであり、資本金についても、そのコンセプトの関連から、極めて少額(千数百円)な金額だったのです。

法人としての申し込みの場合、会社設立時においては、資本金が自己資金と見なされます。

そういう意味で、今回は、自己資金がほぼ0だったのです。

通常は、事業計画全体の3分の1以上の自己資金が必要

必ずしもではありませんが、通常は、お借り入れに当たっては、事業計画全体の3分の1以上は、自己資金を用意したいところです。

言うまでもありませんが、自己資金が全く無いようでは、創業にかける意気込みが疑われます。ある程度の自己資金を貯めているのと、自己資金が全くなく、事業に必要なお金をすべて貸してくれというのとでは、全く印象が違うでしょう。

自己資金0への対処

では、どうやって、この自己資金についての問題に対処したのでしょうか?

当然ながら、自己資金0では、融資はおろか、せっかく会社を設立しても、何も会社として活動できませんので、会社の活動資金として、会社の代表者個人から会社へ金銭を貸し付けるということで、その旨、事業計画書に記載しました。

ただ、残念ながら、代表者個人の方も、それほど資金を持っていなかったため、その金額は限られたものであり、融資希望額の100万円の借入を満たすことができるほどの自己資金としての金額になるものではありませんでした。

身内からの応援

それでは、結局、今回のお借り入れにおいて、自己資金の問題をどのようにクリアしていったかというと、結論から言えば、身内からの応援を利用させていただきました。(※実際に身内からお金を借りたわけではありません)

身内からの応援というのは、代表者のお父様が、代表者名義の口座をお作りになられており、そこにある一定の金額が貯められておったというものです。それを、自己資金として、また、担保的価値として利用させていただきました。

代表者の名義の口座なので、そのまま、その通帳をもって、自己資金として利用できたかもしれませんが、あくまで、自己資金とは、借入する本人が貯めるものであり、その口座のお金は本人が貯めたものではないことが明らかですので、念のため、その口座のお金を代表者が事業の為に使用してもよいよという、お父様の承諾書を作成し、事業計画書に添付いたしました。

身内からの応援を利用する際のポイントとしては、実際に身内から資金を借りた場合、その返済については、無期限・無利息というようにしておくのがポイントです。また、それが客観的に、担当者に伝わるように、契約書等の書面に残し、面談時に持参するようにしましょう。


アピールしたポイント

自己資金についての問題をクリアするとともに、下記のような点について、事業計画書や面談においてアピールしました。

  • 自己資金が千数百円等のことも含めた、事業内容、法人設立についてのコンセプトの説明
  • これまでの事業経験・実績・強み
  • 上記に伴う証拠物等の提出
  • すでに受注が決まっている案件についての契約書の提示や売上金への算入

自己資金が千数百円等のことも含めた、事業内容、法人設立についてのコンセプトの説明

今回の法人設立において、特に、事業目的や資本金についてがかなり特殊(なコンセプト)であっため、事業についてのまじめさが疑われないように、そのコンセプトについての考え方や事業内容について、しっかりと事業計画書上で説明いたしました。

代表者が本等を執筆している関係もあり、文章については、さすがと思わせるような説得力のある文章をお書きになられますので、その代表者個人の文章力も、今回の事業計画書の作成に利用させていただきました。

これまでの事業経験・実績・強み

これまでも、同様の情業を個人でされてきた方なので、今までの実績という点も、特に強くアピール材料として利用させていただきました。今までの事業に伴って、いくつかの本も出されていたり、雑誌に記事を執筆していたり、また、富山のローカルのテレビ番組や全国区のメジャーなテレビ番組にも出演されていたり、イベントや大学などで講演なども行っている実績がある方なので、そのあたりは、時期や雑誌名、番組名など、細かく実績を事業計画書上でアピールいたしました。

また、過去に物販(Tシャツ)も行っており、そういった点も含め、過去のあらゆる実績をアピールいたしました。

上記に伴う証拠物等の提出

上記の点に関連して、実際に出版している代表者個人の出版物、過去の物販においての伝票、今回販売する実際の釣り道具等を面談時に持参し、面談に挑みました。

すでに受注が決まっている案件についての契約書の提示や売上金への算入

個人事業時代から、相当期間事業が継続しておりますので、近い将来に入ることになっている売上金の根拠となる各種契約書を面談時に提出し、また、事業計画にも反映いたしました。

代表者へのインタビュー

1.自己資金について。
お父様の承諾書等は不要だったとのことだが、その他、自己資金について、何か公庫から言われたことなどはありますか?
(創業計画書上の自己資金50万円、会社の資本金1○○○円、代表者自身の手持ち資金などを絡めた話など、何かございましたか?)
面接では、「資本金1○○○円」というのは、あくまでコンセプトということを強調しました。創業計画書上の自己資金も、実際に面接直前に通帳を記帳し、コピーした時点で、50万円も残っていなかったのですが……。かつ、最終的に「融資は難しい」となった時点で、切り札として再提出しようと、面接の時点では承諾書の話はしません(見せません)でした。

その結果、面接後に担当者から、「融資に関して現在前向きに検討されているが、(コンセプトということは理解したうえで)何かしら、上の者を説得する意味で、カタチになったものはないだろうか?」という話となり、「面接のときにはお見せしなかったのですが、行政書士さんからの勧めで、一応、親が積み立てた自分名義の通帳と、その使用に関する承諾書があります。あと、現時点で200万円(売上)を超える釣竿の仮予約が入っていますが、その注文履歴(?)もお見せできますが……」とお答えすると、「注文の詳細は切り札になるが、お客様情報は個人情報なので、現時点では結構。承諾書も不要なので、社長個人名義の通帳のコピーだけ、まずはとらせてほしい」ということで、通帳のコピーを後送しました。そして、数日後、融資が確定したという次第です。

面接で受けた印象だと、自己資金の実際の額面や、資本金額が“ネタ”であるか否かは、先方はあまり興味がなかったようです。そして、先方からの提案で、先5か月は利息のみの支払いでOK、その後、返済回数は50回で、ということになりました。

2.運転資金について。
金額について、全体の計画の3分の2以上を運転資金が占めますが、その点は何か言われませんでしたか?
(運転資金は融資しづらい特徴があるため)
ここは、僕も「事業計画書では設備投資にもいくらかまわってなかったっけな?」と思いつつ、「まぁいいや」と流したところなのですが、100万円全額が「運転資金」として借用証書が作成されており、それにハンコを押させていただきました。「運転資金が融資しづらい」ということも、いま、このアンケートではじめて知りました。

僕の場合、釣竿はOEM生産ということと、製品に限りなく近い試作品を実際の面接時に持ち込んだことが、全額運転資金で通った(先方も、手続きを簡略化したかった?)理由と考えます。

3.創業計画書全体について。
創業計画書全体について、何か指摘を受けた点・箇所等はありますか?
特に指摘はありませんでした。

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